「対話」の席を用意しよう

ヒアリング

成田と申します。コミュニケーションについて考察しています。基本的に本から得た知識を踏まえ、お伝えして参ります。一人の意見を述べても皆さんが使える知識にならないですからね。

この記事は以下の書籍を参考に書いています

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相手を見ないで聞いていませんか?

相手の話を聞くときにどこを見ますか?とは、ビジネスマナーの本によく書かれている内容ですが、忙しい時などはついついPCに注視してしまい、話が途中までされた段階でやっと相手を見ることってありませんか?まさかとは思いますが、お客様への提案資料ばかりを見て表情を見ないなんてことはありませんよね?

コミュニケーションツールが多様化されている中、直接会って会話をするということは以前よりも価値が上がっています。そのせっかくの機会を勿体無い使い方をしている人が多いようです。

表情やシチュエーションは大切な情報

聞くときは、徐々に深い内容にしていくべき。というのは以前記事にさせていただきましたが、では、どういう場合に深い内容に入って良いのでしょう?それは、相手の表情からです。初めは他所行きの顔をしていた相手が、あなたの聞き出しスキルによって、欲望を話始めると真顔になり、言葉を慎重に伝えるようになります。声が低くゆっくりとなり、「実は」と言い出したら成功です。そのとき、あなたはすかさず、夢などの自己実現に近い話題を相手に振ることで、相手の重要な思いを聞き出すことができるでしょう。

こちらの表情も重要です。こちらがよそ行きの顔をしているのに、相手から親しく話してくれる訳はないですよね。挨拶の時点で「今日は○○ですね」というくらい、いつも接してますよねアピールから入りましょう。笑顔で、元気よくです。でも、相手が憂鬱そうな顔をしているのか、リラックスしているのか、深刻な表情なのかそこは注意してくださいね。コミュニケーションは言葉だけではありません。

相手が話しやすくなる行動

笑顔で話しかけましょうと前述しましたが、笑顔意外にも相手が話したくなるようなシチュエーションを作りましょう。例えば、何か作業をしているときに声をかけられたとき、あなたが手を止め、体をその人に向けたら「聞いてくれるんだな」と思わせることができますよね。素敵な笑顔をトッピングすると最高です。

私は職場で、部下に指示するときにキーボードを打ちながら話すことが多かったのですが、そのときは部下から不満が多く上がっていました。しかし、体ごと向き合って聞く姿勢を見せると、内容は関係なく不満が少なくなりました。聞く姿勢はそれくらい大切なのです。

また、場所を整えるのも手です。静かな場所を選んだり、緑が多い場所を選んだり、書類が山積みの場所で話すのと、カフェに行ってゆっくり話すのでは全然印象が違いますよね。相手もそれだけ気を使ってもらっていると思うと、何か情報を提供しなければと思うものです。

対話のための準備

・相手の表情から話題を選ぼう

・こちらの表情から聞きたい雰囲気を演出しよう

・姿勢を正して、「聞きます」をアピールしよう

・話をしやすい環境を整えよう



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