こんな人のために書きました
若い部下と話が合わなすぎて、会話が無い。
せっかくのアドバイスを聞いてくれない
会話には自信があるのに途中で飽きられる
伝え方に引き続き、話し方です!各文章では無く、話して伝える方法を身につけて人生楽しく過ごしましょう!人と会話せずに生きていくことができる人はいないのですから。
著者紹介
永松 茂久
(株)人財育成JAPAN代表取締役
大分県中津市生まれ。
「一流の人材を集めるのではなく、今いる人間を一流にする」
というコンセプトのユニークな人材育成法には定評があり、全国で数多くの講演、セミナーを実施。
この本を強いメッセージとしては、自分の事ばかり話している人は話上手ではない。むしろ聞く能力を高めて相手に話させることこそが話上手だという事です。
著者は以下三点を基本原則として、置いて様々なアプローチ方法を提示してくれます。
○人は自分のことが好き
○人は自分を分かってくれる人が好き
○人は自分を励ましてくれる人が好き
話す力とは
話す力
自分の話をすることでなく、相手から話を聞き出すスキルです。皆んな自分のことが大好きなのですから、話を聞いてあげましょう。
自分の事ばかり話していると、相手は話す隙がありません。誰しも自分の話を聞いてもらいたいモノ。
もし、会話の9割自分が話していたら、相手は苦痛で仕方ないですよね。
逆に9割聞いてあげたら、「この人はなんでも聞いてくれて、私のことを理解してくれる」と思うでしょうね。

私の若い頃は7時から11時まで働くことが当たり前でセブンイレブンなんて言ってたんだよあのころは本当に気力だけで毎日を過ごしていたような物だが充実して、、、、

私の話は?
相手を否定しないで、肯定するためのもの
否定しない空間を作ると自然と会話ができるようになります。
なので、あえて相手が話している時は笑顔でうなずく。というルールを設定してしまいましょう!
そうする事で相手は気持ちよく話すことができます。
さらにはマイナスな発言はしないこと。自分の意見も良い。相手の意見も良い。
その場の目標を達成するために取れる方法は一つではなく、多彩な意見があって良しとすると相手を受け入れやすくなりますよ。

それでどうなったの?

もう、うちの姪っ子が断トツで可愛くて!

ふんふん

でも、可愛いだけじゃ無くて、話し方もなんか賢くて!

へー、すごいね。

ぶっちゃけパーフェクトなんですよ!

そんなに!(そういうこともあるかもね)
拡張話方
相手の話を聞くために、相手の話を広げてあげる「拡張話方」を著者は提示しています。
「感嘆→反復→共感→称賛→質問」
感嘆:「はー」「なるほど!」「そうなんですか!?」「すごいですね!」などの相の手をを入れることで気持ちよく相手を話させます。
反復:「最近テニス始めたんだ」→「テニスですか!」
「ラーメン屋廻りにハマってるんですよ!」→「ハマってるんですかぁ!」
こうして繰り返すとこちらが興味を持っていると相手に伝わり、相手が話しやすくなります。
たとえ興味を持ってなくても、反復すると興味を持っているように見えますw
共感:「そうなんですね」「大変だったんですね」「辛かったんですね」「楽しいですよね」など、相手の感情を反復してあげることで、相手の言葉を噛み締めているように思わせます。
共感できない時は相手はそう思ったんだなということに共感する事です。「もやしラーメンはヘルシーだよね」と言われて
「そもそもラーメンなんだからヘルシーじゃ無い」と思っても、
「ヘルシーだと思われたんですね。」というように、相手が思っている事実に共感すると、自分にも嘘をつかなくて良いので、自然に受け答えできます。
質問:感嘆、共感をしていれば相手は気持ちよく喋れています。さらに加速するために「それからどうなったんですか?」とか、
「え、本当ですか?」とか「この場合どうするんですか?」とか
疑問を投げかけると、さらに相手は深いところ話してくれます。相手の大切にしていることを聞くと、
相手が最も話したい自慢話ができるのでかなり気持ち良くできます。
分かってくれたと思わせる
人はわかってくれる人が好きでしたよね。では、分かってくれたと思わせるにはどのようにしたら良いでしょう?
理解されるの重要性
分かってくれたということは、「自分のことを理解してくれた=自分のことを承認してくれた」と感じるのです。
実際には「わかった!」と「凄いね!」くらいの差があるのですが、
人間の根本的な感情である承認欲求が同じように勘違いして、それを満たしてあげることになります。
褒める
分かっているけど、なかなか出来ないコレ。そう、相手の良いところを見つけて褒めることです。
心理学的には1つのネガティブトークは5つのポジティブトークで相殺されるというくらい、褒めまくる必要があります。
でも、なかなか習慣にしないと出来ないですよね。
その時に役に立つワードが「やっぱり」です
「やっぱり、すごいなぁ」「やっぱり、頼んでよかった」「やっぱり、君しかいないと思っていた」やっぱりをつけるだけで褒め言葉に早変わりです。
共通点を探す
共通点があると不思議と分かり合えた気になります。共通点を探すのに有効なワードが
「食べ物」「出身地」「ペット」
です。食事をしない人はいません。
食事の時の会話であれば素直に好きなものを聞いても良いですし、この後どこかに食べにいくんですか?でも良いですよね。
辛いものとか、スイーツとか、土地のものなど、話を広げて、共通点を探りましょう。
「出身地」同郷の方は地元ネタで自然と話が進みます。ですが、その確率ってかなり低いですよね。
なので、「行ったことあります。」とか「叔父が同郷です。」でも親近感が湧いて距離を縮められます。
「ペット」保険会社の調査によると30%以上の世帯がペット飼っています。
つまり、会話している相手ペットを飼っている確率も3割以上です。
「○○さん、ペット飼っていらっしゃいますか?」と聞くと何かしら「飼っています」とか、「飼っていました」の返答が返ってきます。
相手の飼っているペットを褒めるととても親近感が湧きますよね。
楽しむ
相手の話に大きなリアクションで笑ってあげましょう。「この人は自分の体験を楽しんでくれるんだな」とおもわれれば、これ以上の理解の示し方はありません。
「励ます」 会話の要所で心を掴むコレ
励ますの重要性
頑張っている人に「頑張れ!」というとむしろ相手は自分のことを分かっていないと感じ、こちらに忌避感を持ちます。
励ますためには相手を深く知る必要があり、その上で励ますことこそが、相手に深く刺さる言葉となるのです。
余計な事を言わない
なんでも正直に話してしまう人がいます。正確に話したいが為に、相手が主張する事を潰してしまうのです。
例えば、「私、この前のプレゼンは最高によくできたの」という言葉に
「でも、アンケート結果はいまいちだったよ」と言ってしまうと、
事実かもしれませんが、相手の想いを潰してしまいますよね。
であれば「どこが今までと違ったの?」など聞いて、盛り上げた方が相手もポジティブに振り返ることができますね。

今の映画サイコーでしたね!

アカデミー賞は取れなかったらしいけどね。

その情報必要!?
悩みを察して、話させる
悩んでいる人を前にアドバイスをする人がいます。
悪いことではないのですが、その人が、アドバイスを求めていないことがあります。
「私、この前プレゼンで失敗してしまったの」という言葉に「どこで失敗したか一緒に考えてみよう」と声をかける
一見、相手の意見にも耳を傾けているし、良い行為に見えます。
その人が悲しい気持ちが先行してとてもプラスの事を考えられない状態であれば、その行為はマイナスになってしまいます。
まずは相手の言葉が途切れるまで、事象や気持ちを良く聞いて何に悩んでいるのか相手に話させるようにしましょう。
もしかしたら、話すことが目的で、アドバイスを欲していないかもしれません。
相手の感情を大切にする
今まで書いてきた全てのテクニックに共通しますが、テクニックを重視すると「言葉」にフォーカスしてしまって、
「想い」を感じ取ろうとしなくなります。会話の最強のテクニックは相手の「想い」を感じ取れるまで相手の話を聞くことなのです。
まとめ
好かれる会話三原則
○人は自分のことが好き
○人は自分を分かってくれる人が好き
○人は自分を励ましてくれる人が好き
なので、
否定せずに、会話を拡張してあげましょう
褒めて、共通点を探して、楽しい想いを伝えましょう
余計な事を言わず、悩みを聞機、相手の感情に寄り添いましょう
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