「伝え方が9割」を読んで
こんな人のために書きました。
・人を感動させる言葉を書きたい
・とにかくインパクトのある言葉を知りたい
・スピーチの始めのつかみを盤石にしたい
どうしても伝えたい言葉。どのように伝えていますか?どうしても届かないなぁって時、ありますよね?
高低差が言葉に力を与える
ずーっと同じトーンで話されると、眠くなりますよね!
校長先生の話を思い出してください。「元気な挨拶をしましょう」くらいしか覚えてないのでは無いでしょうか。つまらなかったからです。なぜつまらなかったのでしょう?単純に興味がなかった?話が長かった?どちらも正解です。
興味をわかない事を言われても、全く心には響かないですし、話が長かったらだんだん飽きてきますよね。それは平坦な道をただ歩くようなものなのです。

では、どのように話せばよかったんでしょうか?
話を短く!これは記憶には残るでしょう。覚える内容が少ないですしね。相手が注意を持って聞いていれば相手に伝わるかもしれません。でも、明らかに興味がなかったら伝わりませんね。
では、コレはどうでしょう?「二週間お休みをあげます!」私なら、絶対忘れませんね。なぜでしょう?それは、非日常だからです。突然現れた二週間の休みのインパクトが言葉に力を与えたのです。
逆に響かない相手もいます。ニートの人とか、入院中の人とか、ある意味恐怖で記憶に残るかもしれませんが、魅力的では無くなります。彼らにとって休みは日常だからインパクトに欠けるのです。
具体的な5つの方法
では高低差をつけるための5つの方法を紹介します。
・サプライズ
・ギャップ
・赤裸々
・繰り返し
・特別強調 クライマックス
サプライズ
人は驚いた時は印象に残ります。つまり、驚かせてあげれば良いと著者は言っています。その方法は、驚きワードをつける事
あ、
そうだ!
~!
なるほど!
え?
まず、簡単なのは「!」をつけてします。その他に勢いのある感嘆符を前につけると驚きワードになります。
「いい天気」では弱くても「いい天気!」「ほら、いい天気」「うわぁ、いい天気」
になると言葉が強くなるの分かります?
「そうだ、京都行こう」「あ、小林製薬」は有名ですね。
ギャップ
スタート地点をあえて下げる事で、自分の言いたい事を上げます。
手順としては三つだけ。とても簡単ですね。
①伝えたい言葉を決める。
②正反対の言葉を考える。
③ ①と②を繋げる。
例えばこんな感じです。あの娘とパスタ屋に行きたいので、①は「君と2人でパスタ屋に行きたい」②は正反対なので「行きたくない」だと成立しませんね。
主語を変えましょう。「他の人とは行きたくない」でどうでしょう。①と②を繋げるので、③の完成は
「あのパスタ屋、他の人とは行きたくないんだ。一緒に行こうよ」という形。
とりあえず適当なテーマな割にはグッとくる文句になりますね。
とっさに使うのは難しいですけど、キャッチフレーズを考える時には良さそうですね。
赤裸々
赤裸々は自分の感情を体の感覚に例える事で、言葉を強くするもの。
これも普段はあまり使わない。使えてないんですけど、表現としてはかなり面白いなと思います。こんな感じ。
「震えるほど君が好き」
「顔から火が出るほど恥ずかしい」
「痺れるほど感動している」
「痛いほど気持ちがわかる」
「全身が氷つく緊張」
「褒められすぎて痒い」
フットボールアワー後藤さんの「耳キーンなるわ」もこれに近いのかもw
繰り返し
これは良くある感じがしますね。
「どんなにどんなにどんなに頑張っても」
「急いで急いで急いでー!」
「大切で大切で仕方ない」
繰り返すだけで強調されている感じが伝わってきますよね。
クライマックス
眠くなる原因である長い話。でもどうしても長くなってしまうことも。もちろん、休憩を入れたり、話の区切りをつけたり工夫は必要なのですが、講義やセミナーって2時間かかるものザラにありますよね。
そんな時にはこれ。「これから大事なこと話ますよ!」って言う。「ここがポイント」とか「ここからが話の肝」とか「大切なこと3つ言います」とか、注意を引くんですね。そして大切なことを提示する。

この話で重要なのはここ。とにかく、ここだけは聞いておいて!という感じです。
キャッチコピーを作る専門家ならではの感動を作る言葉どこかで聞いたことあるものばかりだけどこういう仕組みだったんですね。是非是非使ってください!
まとめ
・高低差が言葉に力を与える。
・力を与える方法は5つ「サプライズ」「ギャップ」「赤裸々」「繰り返し」「クライマックス」
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